いとめづらし

漫画アニメの備忘録等をたまに書きます。

2021春アニメ感想【ネタバレあり/14作品】

今期は視聴作品はそこまで増やせなかったが、面白い作品は十分にあり終盤は毎日のように泣いてた。ただ、日常系はかなり少な目な印象があった。ちなみにアニメの感想をこの形式で書くようになって丸1年が経過したことになる。月日の早さよ……

 

SSSS.DYNAZENON

 ・SSSS.GRIDMANの続編。今回は主人公たちがキャリバーさんポジションで、合体ロボの搭乗者になるというね……そしてグリッドマンの代わりにアンチ君がグリッドナイトとして登場 まずここが良い

・やっぱ合体はロマンだよね……ダイナレックスも良いしカイゼルグリッドナイトなんてもう最高、あのアバンの時しか出てこないマント本当によく分かってる

・ガウマはともかく、現代側は蓬も夢芽も暦もそんな大声出すタイプじゃないんだけど でも戦うときは声を合わせて叫ぶじゃないですか、でOPかかったりするわけじゃないですか、メッッッッッチャ熱いよね大好き

・ちせも自分の感情で怪獣を生み出すっていう、なんならポストアカネちゃんじゃね?って感じだったけどゴルドバーンめっちゃ良い子だった……初見でラスボス化かなとか思ってごめんね

・特撮が原型にあるこのアニメシリーズだが何が良いって、やっぱり会話の間の取り方・トーンの巧みさだと思う。ダイナゼノンではそれがさらに磨かれてた グリッドマンも中学生を主人公とした異例の作品だったわけで、「現代の若者」の描写がキモなんだなと

・過去に囚われざるを得なかった夢芽たち、現状問題を抱えている蓬、そんな彼らの答えが「かけがえのない不自由を手に入れに行く」なんだからもうおじさん眩しすぎてさ……

・夢芽ちゃんのダウナー加減、最初はおいマジかと思ったけど進めば進むほど可愛くなっていく 若山さんの演技がハマってるんだまた……最初のうちは何考えてるのか分かんないくらいが良いよね あとなんとかビーム狂おしいほど好き

・怪獣優生思想もどんどん好きになってくというか、5話ボイスドラマとか8話とかエンジョイしすぎてて好き ムジナさん見た目の印象と裏腹にはっちゃけるしな……その辺もリアル だからこそ暦との最後の会話が沁み込む

・色々好きなシーンあるけど、やっぱり8話ラストのバスのシーンが印象的かな……脇ツン10回くらい見た 円盤買うのでまだ見る

・あとやっぱ作画いいよね、ロボもいいし怪獣もセンスある 流石TRIGGER 個人的には敵怪獣ならブルバイン(ムジナとオニジャ2人で操ってた怪獣)が好き

・好きな所いくらでも出てくるよ、なんだこのアニメ怖

・次はグリッドマン×ダイナゼノンってことで3期というよりは劇場版ぽいかな? 超楽しみ

 

Vivy -Fluorite Eye's Song-

・AIが世界に広まっている世界で、破滅を止めるため歌姫型AIが100年かけて計画を遂行していく物語

・このアニメはもう毎回毎回ドラマティックな魅せ方が上手いこと上手いこと 毎話「うわここで終わった!」って思わされる引きの強さよ

・ウザい感じのマツモトが段々ヴィヴィと打ち解けてきて確固たる相棒になるの超すき

・「AIにとっての心が何なのか」「心を込めて歌うとはどういうことなのか」100年かけて様々な人と出会って色々な経験をしたヴィヴィの結論が「心を込めて歌うとは思い出と一緒に歌うこと」「心とは思い出」っていうのがね、めちゃくちゃ分かるんだよね 人間の人格形成だって周囲の環境によるもので、つまり思い出で心がつくられるっていうのは人もAIもいっしょなんですよね 

・ヴィヴィもディーヴァも最期の言葉が「ご清聴ありがとうございました」なのがもう泣くしかないよな

・作画も超良い。要所要所のアクションパートがエグいくらい動く バトルアニメですか?ってレベル 戦闘用プログラムが入ってからステゴロ負けなしだもんヴィヴィちゃん

・なんつっても種﨑さんの技量が素晴らしい、一番すきな声優さんをたっぷり堪能できたという点でも良いアニメだった

 

ゾンビランドサガ リベンジ

・リベンジとは何のリベンジなのか? 1期の後、駅スタのライブで大失敗したらしい。それで莫大な借金をした。なるほどそのリベンジなのか……ということで最後まで見ていくと、それだけではないリベンジの意味がようやく分かる。

・最終回、ライブの日付は2020年3月8日。そう、ゾンサガLIVEをやるはずだった2020年3月8日。私もチケット買ってたので、あの中止は本当に悔しかった。あのリベンジだったんだ。日付の意味に気付いた瞬間泣いてしまった。なんかちょくちょく日付描写うるせえなぁ、と思ってたらさ……あの日のライブを見せてくれたんだな。ここまで粋なことがあるんか……

・まず序盤で言うと4話が凄く好きだった。純子の熱すぎる歌、手を取り合う2人からの目覚めRETURNER……最高。純愛は純愛。

・そこから先も面白かった、けどまあ普通の面白さかな?……と思ってたらこれ。11話12話これ。これこれこれこれ。

・幸太郎マジほんま漢。号泣すんなよこっちも泣くだろ。

・佐賀事変も私は好き。ゆうぎりカッコよかったし、物語の核心をつくエピソードだったし……再び佐賀を救ってくれる姐さんすき。

・感想書いてて思うけど、最終話にピーク持ってくるの上手すぎでしょこのアニメ。続編でさくらが記憶を取り戻して幸太郎の正体に気付いたりとか……ないですかね? ない? そこをなんとか

 

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました

・不老不死の魔女に転生した社畜が色んな種族の女の子とスローライフを送る話。ジェネリックきらら

・可愛いとしか言えん。可愛いは正義。中でもスライム姉妹のファルファシャルシャは本当にちっこくて可愛いんだこれが そらベルゼブブも溺愛するよ

・キャラクターに嫌味とか毒がほぼないので良くも悪くも優しい世界という感じ アットホーム感には合ってるのでこれで良いと思う バトルシーンもないことはないけどささっと終わる

・作画もぼちぼち……と見せかけて1回だけ劇場版か?ってレベルで作画が良い回があった 6話だったかな、マッドハウスグロス請けしてたっぽいけど必見レベルで良い

・あと個人的に好きな回は10話の吟遊詩人回 フラットルテの意外な才能が見れたり最後も綺麗に終わってホロリとする

・ゆるやかな雰囲気を彩る生声SEもすき あとOPの中毒性もなかなかのもの

・今期癒しアニメが本当にこれしかなかったので希少性が高かった。木曜というのもいい、週半ばの疲れたタイミングでこれを見るのが楽しみだった

 

オッドタクシー

・ケモアニメ界隈に殴りこんできた怪作。タクシードライバー・小戸川を中心とした人々の群像劇は練馬の女子高生失踪という1つの事件に繋がっていき……といった具合のミステリ。

・夜間のタクシーにナチュラルなトーンの会話が良く似合う、雰囲気の良いアニメ。見れば見るほど引き込まれて先が気になる作りも素晴らしい。

・擬人化した動物たちも個性があって面白い。ソシャゲ廃人の田中、承認欲求モンスターの樺沢、マッチングアプリ奮闘中の柿花など痛い要素もたっぷり。いやー面白い。

・……っていうのが最終話見るまでの感想。

・マジでやられた。最終回……最後の一瞬で今までのすべてを持っていかれた。確かにあそこは伏線残ってたけど、でも最後の最後であれやる??? とんでもないことしやがったなオイ!

・いやマジでキツい、ボイスドラマもあると聞いて13.13話だけ視聴したが……ホラー作品でしたっけ???

・それがあっても、否、そこを含めてメチャクチャ面白い作品であったことは疑いない。ただしそれ故に深い傷跡を残す作品だった……

 

バック・アロウ(2クール目)

・最後の最後まで猛スピードで駆け抜けてったよ、アロウ達……テンポを維持しつつ熱い展開にちゃんと持ってくあたり流石としか

・1クール目で心配してたキャラの積み重ね描写にしても、アロウもエッジャもレッカもリュートもみんなどんどん味のあるキャラになっていくのが流石 特にレッカの将軍連中は良かった

・まあでもやっぱ1番はビット大元帥ですね! とことんまでに人頼みとかいう超絶カッコ悪いのに最強にカッコいい信念ほんとすき やりたい放題すぎる

・敵同士が手を取り合う展開とか空中城艦が合体してロボになるとかもう激熱要素詰め込みまくってて好き

・このアニメもしかしてはたらく細胞3期だった……? 世界自体がシステムの内側でゼツ凱帝が異分子っていうのはかなり説得力あった 最後目指す先が地球なのはやりますねぇ!って感じ

・2クール丸々勢いで突っ切れるんだな……っていう感動。ライブ感はピカイチだったかもしれない

 

シャドーハウス

・従者である生き人形とシャドーが住むシャドーハウス、そこでケイトとエミリコが共に過ごしたりシャドー家の闇に挑んだりする話

・エミリコがひたすら可愛い。笑顔と天真爛漫さでケイトをはじめ出会う人の心を動かしていくのだが、そりゃ絆されるだろという

・クールでほぼ表情の見えない(物理的に)ケイトがどんどんエミリコ大好きになっていくのがたまらなく良い

エドワードとかいうどんな顔してても面白い奴、完全に名キャラでしょ EDもってくのは究極のズル、あれで好きにならん人いないわ

 ・ただ、庭園迷路編の各人の行動が交錯し関係性が変化していく描写があまりにも好きすぎて、ラスト3話のエミリコ奪還編がちょい駆け足気味に思えてしまった 贅沢だけどね

・作画も良いし劇伴も雰囲気が良く出てる、OPも感動的な歌詞と純粋なクオリティが高いのも素晴らしい作品だった 話は全然終わってないので2期期待

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険(3クール目)

・3クール目はバラン編後半~ロモス武術大会まで。

・なんといってもバラン編がアツすぎる。竜騎衆を止めに行くポップ、ラーハルトとの決戦に挑むヒュンケル、意地でもバランに一矢報いるポップ、記憶を取り戻し父と死闘を繰り広げるダイ、死してなお呪文を放つポップ。ポップばっかじゃねえか。

・いやでもポップが呪文放ってからのアバンストラッシュは本気で最高だった。作画もエグいし迫力もすごい。バラン編とくにめちゃくちゃ作画良かったな……

・ザムザ編も良かった。武闘家マァム良いよね、良い タイツだとは思わなかったがそれはそれでヨシ!

・ザムザも昔漫画読んだ時はあんまり気にしてなかったけどダイにとっては他人事じゃない境遇だったなぁ

・ほんと良いアニメだよなぁ……4クール目も楽しみ

 

美少年探偵団

江戸川乱歩が元ネタの学園探偵モノ。といっても謎解きに比重が置かれているかと言うと?

・このアニメはなんといっても画面の美しさが流石と言わざるを得ない。どの場面でも一時停止したときの見栄えが段違い。特に眉美がどんどんあざと可愛くなっていく

・美少年探偵団いうだけあってみんな顔がいいんだまた。見てるだけで栄養が補充されているのかもしれない

・話の流れとしては眉美の「美観」が透視遠視なんでもござれの最強能力であらゆる場面で活躍する、意外と能力バトル的かもしれない

・不良君とかいう彼氏面すき。と思わせて後半ムッツリ感出てきた創作もすき

・OPが今期No.1。色遣いといい動きといい歌といい何度でも飛ばさず見てられる。安心の梅津先生でした

 

86ーエイティシックスー

 ・無人兵器に対して無人兵器で対抗してますよと見せかけてこっちだけ被差別対象の生身の人間乗せて戦ってましたーwwwとかいう味方側の倫理観が終わりに終わっているアニメ

・作画上々、なかなか見かけない形のロボットがぐわんぐわん戦闘するのは見ごたえがあった。戦闘シーンの音響も金属音がよい

・レーナとシンたちが打ち解けていくにつれ戦況はどんどん悪化して終わりに近づいている感じがおお……もう……

・戦闘に無理やり駆り出された少年少女たちがかすかに青春やってるシーンが悲しい 花火とか学校とか

・最初の方は理想を語るだけだったレーナがどんどん色んなやり方を覚えて目的を達成しようとするところほんとすき 特にアンリエッタ脅迫するシーンは最高だった

・つっても理想を語れるだけでも凄いと思うけどね、あの世界じゃ……2クール目もあるようなので、レーナの今後に期待 

 

戦闘員、派遣します!

・悪の組織の戦闘員が異星に乗り込みスパイとしてあれこれ悪事を働く系ギャグアニメ。思えば今期ギャグアニメほぼなかったので貴重だが、割と昔ながらのラノベらしいテンポ感のギャグだった

・アンドロイドのアリスが良いキャラしてて可愛かった。10話のニヤーッっていう笑みゾクゾクするわ、最高 あとはロゼもすき

・スノウが9割がた両津勘吉みたいな性格してるせいでヒロインレース脱落してるの笑う せっかくの巨乳枠が……

・個性的なキャラに振り回される……だけじゃなくて6号自体が相当やりたい放題やっててやられっぱなしにならないのが良いよね

・このすばよりもさらに下ネタがキツくて多いのでそこは好みの分かれるところか。8話のちょんまげ、あれよく放送できたね……? あんなんエロアニメと同等レベルのモザイクなんだけど……

・作画は普通レベルかな? 正直良いなというシーンはあんまりなかったかも……でもまあヒモパンパンとかなんかやりたいことはやってたのでいいんじゃないですかね?

 

究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら

・おなじみフルダイブRPGがめちゃくちゃシビアで無駄にリアルでやり直しもきかないクソゲーだったら……という話。

・慎重勇者の作者の作品で、確かに王道からの外し方がそれっぽい。あとヒロインの絶妙な可愛くなさも(誉めてる)

・まあでも後半のミザリサとアリシアは可愛かったかな……特にむすーっとした顔して主人公守るアリシアは好き。レオナ?あいつは乳が本体だから……ヒロインじゃないから……

・ほんとに主人公イジメが激しく全然都合のいい展開にならないんだけど、カタルシス溜めて溜めて最後にちょこっとだけ発散されて俺たちの戦いはこれからだ!なので続きが気になってしまうという。原作買うしかないのか

・殺人鬼アリシア、拷問魔ミザリサ、ド屑のレオナだけでなく上手くいかないゲームシステムに悪戦苦闘する様がまあまあ楽しかったので個人的にはすき

・作画はまあ良くはないね……でもEDはすき てかファイルーズあいさんが迫真すぎる

 

イジらないで、長瀞さん

・美術部員の主人公が何かとドS後輩にイジられまくる話。ちなみに私は原作既読

・まぁ原作読んでなかったら1話でギブアップしてたかもな……っていうレベルで共感性羞恥が働く。主人公が自作の漫画の内容をイジられまくるというもので、オタク向けなのに悪い意味でオタクを殺している……こういうのって漫画だとさらっと読み飛ばせるけどアニメだとそうもいかないんだよね

・ただ動く長瀞は可愛かった。このアニメ、イジる側の女の子も全然余裕ないのが可愛いところ。ふたりそろって顔真っ赤にしてるので可愛い

・あとガモちゃんが演技も含めて良いキャラだったかな。ふたりを俯瞰して見てる真のイジり役だと思う 夏祭りの「ゲットだぜ!」が上手すぎる

・部長の乳が縮んでたのでマイナス(私怨)

 

SHAMAN KING(1クール目)

・言わずと知れたジャンプの名作マンガの再アニメ化。割と最近こういうの多いよね。

・といっても実はマンキン未履修なのですべて初見。いくらか戦った後トーナメント編に移行したり、一度敵対したライバルが仲間になったり、ほんと王道って感じで楽しめている。

・まだまだこれからという感じはあるが、霊との関係性の違いが思想レベルで根付いているシャーマンたちのぶつかり合いは今時点で面白い。

・特にタオジュン戦が好き。というかタオジュンが好き。えっちなので

・作画は正直良くは無いかな? 比較対象がおかしすぎるだけとも言えるが。ジャンプって基本バトルぶっつづけだからコスト高そうだよねえ あと竜さんのリーゼント(ポンパドール)の断面図だけは納得いかねぇ……