いとめづらし

漫画アニメの備忘録等をたまに書きます。

2022年秋アニメ感想【ネタバレあり/22作品】

久しぶりにクール終わりの感想を書いてみる。正直手間がかかるんだけど、Twitterだけじゃなくてこうやってブログに残しておくと後々自分の感想を見返せるからこっちのが良いは良いんですよね。でも久々に20作品以上完走したクールでやることじゃないんだよね

 

ぼっち・ざ・ろっく!

・第1話から最終話までたまにかっこかわいい基本おもしろ顔面崩壊少女ことぼっちちゃんが光り輝くアニメ イソスタ発狂ぼっちとか原作を踏まえつつさらに狂ってるから素晴らしい

・ぼっち人形とか実写の探検隊とか、原作のアニメ化にプラスして映像作品としておもろいことはどんどんやっていこうというのを感じた ギャグパートは画面がコロコロ変わって視覚的な刺激が頻繁に来て楽しい 十二単ウェイぼっちすき

・全キャラ可愛いけど癖があってお互いちくちくやりあってるのが結構すきバンドやってて癖ないわけないですし 虹夏ちゃんも割と辛辣だったりするし山田は山田だし でも山田意外と気にしいだったりして可愛いんだよね……

・劇中歌だとやっぱり「あのバンド」が一番好きかなぁ 不安げなファン1号2号、演奏を始めるぼっち、覚醒の気配を察するきくり、「このままじゃイヤだ」からの痺れるギターソロ、演奏開始の流れがもう何度見ても最高なんだぁ……でも最終話の「星座になれたら」で通じ合うぼっちちゃんと喜多ちゃんも歌詞込みで最高だったので最高がダブってしまった どうすれば いやそもそも他の曲も良いんだよ

・ライブシーンはモーションキャプチャなんだろうけど、時たま日常シーン(特に虹夏ちゃん動きがち)でもエグいぬるぬる動くのでビビる あそこもモーキャプかなぁ

・製作委員会じゃなかった時点で「お?」とは思ったけど、正直ここまで力入ったアニメお出ししてくるとは思わなかった ただただ強い

 

機動戦士ガンダム 水星の魔女(1クール目)

・すいません、これ学園百合アニメって聞いてたんですけど

・でも面白かった。「この先どうなるの!?」っていう謎と衝撃のフックが強いし、メイン・サブキャラクターともにキャラが立っていて良かった。親と子、企業と企業、地球と宇宙みたいな対立軸がいくつもあるのも好き

・子供たちがそれぞれ親との関係性でそれぞれ苦しむ中、親を信じきっていて苦しみなんて思いもよらないスレッタが一番のバケモンになったの怖すぎんよ~

・引きが強いし展開の波も大きいので毎週Twitter実況するのに適した作品だと思った。結婚とかバースデーソングとかやめなさーい!✋とかラスト1分でブッこんでくるのもしかり。「ダブスタクソ親父」をはじめとした印象的なワードも含め、ガンダムの話題性が活かされてる

・作画もさすがに安心感あるし撮影が綺麗で、エアリアルもカッコいい ガチになっていくはずの2クール目の戦闘シーンにも期待

・どうやって話まとめるんだろうという不安もちょっと込みで、とにかく続きが気になる 4月までお預けとは人殺し生殺し

 

Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-

・こういう作品1クールに1本は絶対欲しいなっていう癒し×趣味×友情アニメ

・せるふ基本的にはトボけた前向きキャラだけど「自分は部の役に立ってないんじゃないか」と悩んだりして応援したくなる とはいえ序盤は危なっかしすぎて「やめろやめろ触るな触るな」と思いました正直

・一方的に窓の外からせるふを眺めてやきもきしていたぷりんがDIYの楽しさに触れて、昔のようにせるふの見ている世界に近づいて、そして最後は仲間になるために高い校舎から降りてきて手をつないで一緒にものづくりするっていう流れが……美しすぎた いいもん見せてもらったよ(?) 途中まで「安達を見習え」とかいう前代未聞のコメントが流れてたのに……

・廃部になるぞ! って言って結局最後まで廃部阻止の条件を満たさずに「どうなるんだろう? まあ廃部になっても好きにやればいいか!」で終わるのってちょっと珍しいと思う この子達なら部がなくなっても皆で集まってDIYするやろ感あるよね

・作画についてはキャラの動きがかなり細やかで、一人がしゃべってる間に他のキャラがリアクション取ったりかと思えば別のことしてたり、みたいなことが結構ある キャラクターの塗りはシンプル(に見える)のに、画面の情報量は多いので見てて楽しい

・OPのダンス全部すきぷりんえっちすぎだろ オリジナルアニメだけあって1クールで本当に綺麗にまとまってて、完成度の高い作品だった 

 

アキバ冥途戦争

・今度のお仕事シリーズはメイド喫茶×ヤクザっていうPAとうとう気が狂っちゃったの?と言わざるを得ないチョイスなのだが、これがなぜか滅茶苦茶面白い

・理解しがたい世界観と1話のチャカライブでグッと引き込まれて、何も知らない少女だったなごみが理不尽に遭いながら成長して、いろんな人がメイドとして生き死にして……最後には全てを背負った主人公の「メイドってなんですか、メイドに銃とかいらなくないですか」という問い。視聴者の方が暴力に慣れちゃった後でその根本に戻ってくるのは唸ったね

・随所でシリアスな笑いをこれでもかと詰め込んでくるんだけど、でも本筋は最後の最後まで茶化さず任侠モノをやり切るのがすごい 因果応報の世界

・OPもEDも最初はただ面白いだけだったんだけど、OPもEDも暴力の世界で「萌え」を貫く輝きと覚悟みたいなものがにじみ出てるように感じて……いや考えすぎじゃないと思うなあ! この作品なら!

・店長はクソそれ一番言われてるから

 

うちの師匠はしっぽがない

・もう一つのたぬき枠。まあとにかくまめだが可愛い ちょっと抜けてて、でも落語に真剣で頑張ってて良い主人公だった 応援したくなる涙あり笑いありの成長物語

・回によってばらつきがあるけど、割と落語をしっかり聞かせてくれるのがよい 「辻占茶屋」(三味線とリアルタイムでシンクロして進んでいく噺)とか面白かったな~ 最後に落語の解説コーナーもあるのでそこも助かる

・四天王編はさらによかった、一番好きなのは何といっても10話の寿限無の話 「名前」の重さ、縛り、祝いの意味になぞらえてその噺を受け継ぐ=名前を受け継ぐエピソードにしているのは本当にすごい 上手すぎ

・文狐師匠も好き、最初めちゃくちゃ邪険にしてたのに中盤以降もうまめだいないとイマジナリーまめだと会話したり溺愛してて笑った あと三味線のシーン……いいよね!

・それまでが良かっただけに最終話が駆け足で、上手いこと落語を堪能して終われなかったのがちょっともったいなかった ただそれ込みでもめちゃくちゃ面白い作品でした

 

メガトン級ムサシ シーズン2

・まだあと5話くらい残ってるんだけど、完結が3月末予定なのでこの段階で一応感想を。

・シーズン2になって舞台も広がり登場人物も増え、一気に群像劇感が増してきて面白い 南指令を撃った町長が生き残る意思を評価されてシドル女王サイドに雇われるなど立場変われば見る目も変わる感じがすき

・色んな人物の色んな視点で話が展開されてそれぞれの心情や成長を描かれてるのになぜか尺が間に合っているという不思議 やっぱりテンポの良さがすさまじいからではないだろうか

・その反面ロボアニメとしては戦闘の比率というか印象が薄れてきたなという感じだったのだが、ゴッドハンマー攻略戦はそれを一気に返上してくれた 28分の長尺でロボット部隊の大戦闘あり、敵基地の変形あり、巨大ロボ相手の必殺技ありと満足感がすごい

・自分好み過ぎてどうしても贔屓目で見てしまう、力入ってる作品だから延期も我慢して待てるが先が気になるなあ

 

異世界おじさん

・まだ最終話公開されてないけど以下略。流行り病が憎い……ほんといい作品なだけに度重なる延期だけがもったいない しょうがないんですよでも

・やってることを見ると無双してゆるやかハーレムを形成してるいつもの感じなのだが、まあおじさんのキャラクターがとにかく強くて何やらせてもおもろい 子安さんの声も強すぎる

SEGAオタクのおじさんが異世界から現実世界に帰ってきただけでも面白いのに、そこから壮絶な過去の上映会はじめたり、無自覚に無双したりゲーム脳でわけわからん事したりツンデレさんをたらしこんだり、と暴れまわっててたかふみ気分でツッコミながら見れるのが楽しい

・でもおじさん不器用だし鈍感だし変なところでスイッチ入るけど、誠実でいい人なんだよなぁ……

・後半のツンデレさん病んだりデレたり忙しくてとにかくかわいい。戸松さんの演技も神がかってる いや病んでる時怖すぎて笑うんだが

・えっちでよかった 特に10話の温泉マッサージは無駄に作画気合入っててねっとりしてるし攻めた構図あるし神でしたありがとうございました朝チュンは逃げです」があまりにもスケベすぎて笑った

 

チェンソーマン

・個人的には悪くなかった、むしろ好きな部類。乾いた、静かな空気感の会話はかなり好み 線もきれいだし崩れもないし作画はこれはもう流石MAPPAだけあって素晴らしい

・特に5話のマキマとデンジのシーンは滅茶苦茶良かった 静かなシーンでのデンジが支配されるマキマの蠱惑的で神聖にも見える凄みがよく感じられた

・反面アクションシーンが……っていう意見は正直分かってしまう ヌルヌル動きはするんだけどちょっとドタドタ動いてるように見えるというか、爽快感が足りないなと思ってしまう箇所があった でもリアル感重視なのはわかる! 好みの問題かもしれない

・OPは映像も曲も最高だった、がEDは1回で変わってしまうのでちょっと記憶に残りにくいのがもったいない……4話EDのパワーが可愛くて好き

・最後アキ君が姫野のタバコ吸ったシーンとかの2人の関係性をじっくり描いてたのも良かったし、全体通して「静かな怖さ」「うっすらとした違和感」みたいなものが漂ってたのは好みだったので、いずれやるであろうレゼ編も楽しみにしてる

 

不徳のギルド

・基本はエロギャグアニメだが、意外と世界設定が独自かつ凝っていてその開示部分も面白く観られるアニメ。ただもちろん基本はエロギャグ。

・え?学校あんの? どういう世界観? っていうところから魔法の特許だのマナの仕組みだの妙に説得力のある設定が出てきて、しかもそれが伏線になってたりするので侮れない。

・主人公・キクルのツッコミが絶妙なワードチョイスかつテンポもよいのでかなり面白い。原作も読んでいたがアニメ化でより面白くなってると思う 「我が身初孫のように可愛がってんじゃねえか」とか特に好き

・7~8話のヨケグモ戦を読んで原作好きになったので、キャラ的にはトキシッコが好き。こういう皮肉屋な子がえっちな目に合ってるのがいちばんよい

・作画は良好……いや、本当に真の意味で良好かどうかは円盤を買わなければわからないのかもしれない。君の目で確かみてみろ!

・ここからも面白くなるので2期、あるといいね……

 

陰の実力者になりたくて!(1クール目)

・真面目っぽいシーンでシリアスな笑いが多発するのでコメありで観るとめちゃくちゃおもろい。「アトミィック」は今期最大の笑いかもしれない

・主人公の陰の実力者なりきりごっこと周囲のシリアスな設定が上手いことかみ合ってしまってどんどん凄いことになっていくアンジャッシュ感は面白い発想だと思った

・主人公の信念が強すぎてその狂いっぷりを楽しむアニメ お前のようなモブがいるか

・アレクシア王女、顔が良くて性格悪くて目つきも悪くてリアクションは良くて声が花澤さんなので今期でもトップレベルにすきなヒロイン 11話のパァン!で滅茶苦茶笑った

・基本主人公は無双してるだけなのだが、シャドウガーデンの人たちがシリアスな設定の下で暗躍したりしているので意外と続きが気になるという

 

恋愛フロップス

・いやーダークホースでしょこれは 複数ヒロインといいグランドルートでセカイ系ぽくなる展開といい古き良きエロゲのようなシナリオ

・基本下ネタがヒドいのだが天狗はギリ耐えた私でもマ●ックミラー号は我慢できなかった 内装がそのまますぎるだろ!!

・所々に不穏な要素や伏線ぽいものを散りばめて「いつ回収するんだ!?」とやきもきさせてからのAI暴走回のホラー演出でぞくりとさせての種明かしで世界の危機にもってくのが鮮やかで素晴らしい 伏線回収の快感ですよ 

・最後「ここは俺に任せて先に行け!」で1.5話くらい浪費したのはちょっともったいなかったかな……オリジナルアイちゃんとの対話とか昔のエピソードとかもうちょっとじっくりやってくれてもよかった

・EDがヒロイン交代でやってたところ7話で無声になるのとか演出に面白いところいっぱいあった、あったんだけどAIでしたーからもう1つ驚きの設定とか仕掛けがあったらさらに良かった でもキャラ可愛かったしオリジナルアニメの良さを出してて好きな作品です

 

SPY×FAMILY(2クール目)

・安心感・安定感。ボンド編以降はテニス回まで小エピソード連続だったがどれも適度に笑えてキャラクターも魅力的だった 作画はもう言うまでもなく綺麗でよく動く

・アーニャの「よゆうのえみ」がより変顔に進化して種崎さんのゲス演技も磨きがかかってて面白い

・個人的にアニオリの「母、風になる」は母親のよくある忘れ物エピソードをヨルさんがやるとこうなる、みたいな感じで(勘違いだったことも含めて)作画もグリグリしてえてオチも優しくて好き

・このアニメの軸は「全員が隠し事をしてるけどアーニャだけは全てを把握している→子供なので心を読んで意味を考えても的外れだったりその結果突飛な行動になったりする」というアーニャ中心のホームコメディだと思うので、アーニャがほとんど活躍しないテニス編はちょっと異質ではある 私は大好きだけどね、おもしれー女だし夜帷

・劇場版も結構楽しみにしてる このアニメがオリジナルエピソードで劇場アニメやるっつったらクレしんのアニメ化みたいな期待感ない?

 

後宮の烏

・中華風ファンタジーアニメ。人によっては耳馴染みのない人命地名などが飛び交うほか、呼び名が相手や場面によって使い分けられたりするのでぼーっと観るには不向きかも(そんなに負担ではないが)

・不思議な術を使うヒロインが色々な人の依頼を引き受けたりするのだが(だいたい死人にかかわる話)、まあ尺の都合で爆速解決することが結構多い ちょっと余韻に欠ける部分があるけどギリギリいいとこまで収めるためだろうししょうがないね

・ただ各エピソードの悲しくも美しい愛のお話だったり、寿雪と高峻がゆっくり信頼関係を結んでいく様子だったりはとても良い 時代設定のおかげもあると思うが変にひねくれない良さがある

・老爺役に杉田さん、老婆役に釘宮さんなどサブキャラの声優陣がなんか豪華だった。ちなみに両方すごく自然

・中盤にEDのあとにOPを流して「ここまでがプロローグである」旨を暗示するのは面白かった 最終話も開始2分弱でEDに入ってたね、あれは逆にここからはエピローグということなのかも 正直最初OPは映像も歌もシュール極まりないと思ってたが、観ていたらしっくりくるようになった

 

4人はそれぞれウソをつく

・女の子4人(全員女の子とは言ってない)のゆるコメディと見せかけて滅茶苦茶体張ったり(主に関根)普通に険悪になったりもするガッツリギャグアニメなのが良かった 

・たまによくわからんエピソードもあるけど中盤以降はかなり楽しく見られたかな、ギャグの導入として大佐の能力が便利すぎる

・各話でOPに出てくる謎の人物やアイテムを回収してからの最終回は思った以上に良かった、何で時計逆回り?何で消えるの?何で飛んでるの?っていう伏線回収をズバっとやって上手いオチに着地させてて唸ってしまったしなんなら感動した

・だいたい関根虐が多いが千代さんがアホだったり翼が普通にやらかしたりと全員ヨゴレを交代で担っててバランスもよかったかも

・ナンパ男に土下座するJCを見せられたと思ったら7話前半みたいなほろりとくる友情物語を見せてくれたりして、カオスながらも上述したようなバランス感覚が優れてていい感じに笑ったり感動したりできる良アニメだった

 

ブルーロック(1クール目)

・設定自体は割とムチャクチャなのにアツいところはアツくて面白かった

・1次の最終戦特にすき 身体能力に劣る主人公が自分の武器を発見して確立し、ゴールを決めるのは痛快だった あとギャーギャーうるさいけどそんな活躍してなかった雷市が見せ場たっぷりあって個人的によかった 好きになっちゃった

・エゴさんこんなに奇抜なアイデア思いつくのに説教は毎回海外サッカー選手から引用してくるので変に権威主義的に見えるというか、エゴイストじゃなくて海外サッカーオタクなのでは? と思ってしまった(世界を狙うために海外を超えるんだぞという趣旨は分かるので単に印象の問題)

・滅茶苦茶ヌルヌル動くとかではなかったけど表情は毎回カッコよく決めてたし、試合中の間の取り方も良かったと思うので見てて嫌な印象はない

・ブルーロックってタイトルではあるけど、それにしてもBLランキングはないだろBLランキングは!

 

アークナイツ

・原作のストーリーをかなり分かりやすく省略・構築してアニメ化されている作品 ほぼ初見の私でも苦も無くついていけた

・話としては差別を扱った作品なので暗いし、助けるはずだった少女に憎まれた挙句殺しちゃうし、ハッピーな気分になる作品ではないんだけど その苦難や葛藤に共感したり愉悦したりこの先どんな試練が待ち受けているんだろうと思いを馳せたりする余地がすごくある全8話だった

・そんなに動くわけではないが画面の構図とか演出が結構独特で好き。あと薄暗い夕日・室内の微妙な照明の表現が上手い、世界観に合ってる というか光の演出がかなりシーンごとに凝ってて面白い

・一番映像的に良かったのはミーシャとアーミヤの決別シーンかな、スカルシュレッダーのマスクに涙が伝って姉弟の涙になってて悲痛さが伝わってきた 上手くミーシャの顔(目)を映さず同一の「スカルシュレッダー」として見せるのも上手い

・とはいえ正直まだそんなに話が進んでない感じがするので、既に決まっている2期に期待

 

宇崎ちゃんは遊びたい!ω

・正直1期より良かった。1期後半からワンパターンというかマンネリ感があったけど、登場人物が増えてボケ役ツッコミ役に幅が出てた(原作既読なので展開としてはわかっていたことだけど)

・やっぱり宇崎家が良い、父親が娘想いで暴走しがちな筋肉バカなのだがバカップルがそれ以上にウジウジしてるのでツッコミ役に回ったりするので面白い 「大好きやん!」ほんとすき 作中一番小悪魔な柳ちゃんも出てくるし、宇崎母もかなり本気出してきててパワーアップ感ある

・逆に言うと2人のラブコメというかそれを見た周りのリアクションが半ばメインの作品なので、まあうるさいといえばうるさい 作中で恋愛を囃し立てるキャラって大体いるもんだけど、この作品周りがほぼ全員そうなので意外と異質かも

・それよりだいぶ中途半端なところで話切ったことの方が気になる 原作のネタバレになるから深くは言えないがもうあと1話あればキリよかったんだけども

 

夫婦以上、恋人未満。

・夫婦実習(学校側が決めた男女でペアを作って共同生活させる実習)という設定がムチャクチャすぎて最初はツッコミの姿勢で観てたけど、意外とラブコメとして見所があってよかった。

・共同生活する主役2人はお互い別に好きな人がいて協力することに、でもお互い意識してしまい――というありがちな話。だがそこで夫婦実習という強制力が働くことにより、好きなあの人が誰かと一緒にいる姿を見てしまい脳破壊、一緒に暮らしているアイツが別の子と進展しちゃって脳破壊、のようにみんながノルマのように傷ついてて面白かった。この実習考えた奴NTRBSS好きだろうなぁ

・あっと驚く展開とかはないけど、ヒロインの星(あかり)が胸元ゆるゆるでえっちで可愛いのでそれでいいのでは? ギャルだから(?)距離感近いのもgood

・全体的にパステルカラーだったり背景に透かし模様が入ってたり独特な作風 作画自体は終盤1話丸々怪しかったこともあったりしてちょい不安定ぎみかな?

 

忍の一時

・「裏切りのどんでん返しが待ち受ける現代忍侠アクション」のアオリ文を見てカジュアルなバジリスクでもやるんかな、と思ったら……あまりにもカジュアルすぎやしませんかね?

・いや確かに裏切るキャラはいるけど大体はご丁寧にしっかり前振りがあって、このやむを得ない事情で次にこいつが裏切るんだな、というのが特に意外感なくわかる。ストレスなく観られるといえばそうなんだろうが……今のご時世もうちょっと意外性とか過激さを重視してもバチは当たらないと思う 聖剣伝説LOMの方がよっぽど裏切りのスリルサスペンスアニメだったぞ

・まあでもOPの時点でさわやか青春モノみたいな曲使ってるしそんなに重い作品作るつもりなかったんだろうな

・逆に言うとその軽さが妙な魅力を発揮しているともいえる。伊賀の次期頭首として甲賀の忍に命を狙われます→甲賀の忍もいっぱいいる忍術学園に転校します、とかなかなかのガバガバ展開が目白押し(一応忍術学園は不戦条約が結ばれているとかそんな説明はあった気がするが、実際学園内で命狙われたのでやっぱダメじゃんという)

・キャラデザ・演出・画面の雰囲気・ゆるめなシナリオなど全体的に10年前くらいのアニメを彷彿とさせるのでなんだかんだ嫌いじゃなかった あと忍具が現代にあったらこんなデバイスになってるんじゃないか、という発想のアイテムが割と出てきてそこも好き

 

聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-

・悪くはないけどちょい話のつながりがバラバラだし急に展開駆け足になったりするからちょっとっていう印象

・どこでそう感じたかというと特にエメロードのエピソードかなぁ……セラフィナが心を鬼にしてエメロードの核を抜くのはいいとして、短いながら行動を共にしたシャイロと瑠璃が死んだ次の瞬間から真珠姫の心配しかしないの、けっこう薄情に見える

・良くも悪くもセラフィナ(女主人公)が主のアニメ。シャイロ(男主人公)視点で話は進むけど振り返ると基本シャイロは状況に振り回され続けてて、逆にセラフィナは最初から親代わりのサンドラの悲願を果たすという目的のもと行動している そして最後にそれが明かされて……という筋書き

・というのもあって「セラフィナの真意は何なんだろう?」と考えたり続きが気になったりはしたのでそこは良かった あと最後「ジュミの誰にも罪はない」つって涙を流してっていうのもちょっと違った展開で個人的には好き

・個人的には筋書きより作画とか演出のクオリティがちょっと苦しい……後半顔すら怪しかったし戦闘もかなりキツそうだった

 

令和のデ・ジ・キャラット

・よくも悪くもくだらない作品。最終話のオチが「大きな運」「小鴨」「レタス」て(続けて読んでみよう!)

・大体いつも画面によくわからないものが映ってるので「意味分かんなくて草」くらいのスタンスでヘラヘラ観てたけど結構楽しかった

・というよりポプテピみたいなシュールギャグともちょっと違って、意味(≒笑いどころ)が解らないというよりそもそも意味を設けてないので より考えたら負けな気がする

・PARTY☆NIGHTめちゃ良かった アニメPVすき

・関係ないが、自分ではデジキャラットを見たことあると思っていたがそれは「にょ」の方であり、いわゆる正史のワンダフル版は別にあることを令和版放映に際して初めて知った。道理で「でじこが来たにょ」のタイトル見たことねえなと思ってたんだよ……13話で知ってるキャラ出まくってて笑っちゃった

 

PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL

・相変わらずモルカーは可愛いし人類は愚か

・1期のモルカーがめちゃくちゃやらかすみたいな話があんまりなくて、人間側にフィーチャーしたりいわゆる「良い話」が多くて個人的にはちょっと物足りなかった

・寿司レース(?)とかは趣旨不明で結構すき 稲荷寿司になったときの謎の盛り上がり感とか

・あと11話の公道に合流できない、みたいな教習所あるあるのテーマは結構面白かったというか共感できた そのあるあるネタ筆頭が「教官が怖い」だと思うから意図はわかるんだけど、それによって人間出すぎですよねっていう感想になっちゃう面もあるから難しいね