いとめづらし

漫画アニメの備忘録等をたまに書きます。

【アニメ感想】アズールレーン

 

 最初に断っておくと、私はアズレンほぼエアプである。

ほんと最初のころはやってたけど……みたいな感じ。赤城はいるけど加賀は手に入れずじまいだった気がする。

なんで一番のアズレン情報ソースは中華兄貴という。自分で言っててクソだな……

 

とにかくそんな私なので、見てて細かい部分は正直わからんでした。

こいつ誰だっけ? とか、この台詞意味あるんだろうけどよく分からんな、とか。

その上途中から放映延期して3か月待たされたもんだから、普通であれば「よくわからんかった! 女の子は可愛かった! 以上!」で終わりそうなものなんだけど……

 

なんか面白かったんだよね。最終的に。

 

なんでだろうと思ってざーーっと見てたんだけど、要所要所のカタルシスの演出が私好みというか上手いのかなぁと思った。

 

最初は綾波・ジャベリン・ラフィのお話の軸。8話でおおむね決着したかな。

今までずーっとジャベリンたちの手を払いのけてきて悩み苦しんでた綾波が「これは違う……嫌なのです!」と力を振り絞り、そしてそれを助ける2人。「ありがとう」

この8話がまあ良かった、アクションもバリバリ動く! って感じではなかったけど構図がめちゃくちゃ面白かった。もっかい見ても燃える。

ここでこの子たちの抱える問題が一つ解消され、そしてお話は大人たちのフェーズに移行する。

 

個人的にこのフェーズがはっきり移り変わる物語の描き方は良し悪しあると思うけど、話を意図的にわかりづらくしてるアズレンにおいてはこれで良かったと思う。

 

で、次の軸が当然赤城・加賀の話。ここは最終話で決着。

今まで暗躍してきた赤城が退場し、残された加賀ははちゃめちゃに苦労する。最後にはとんでもなく突き落とされて濁り切る。もうどうでもいい……ってところで実質主人公・瑞鶴のド頭突き。これは制裁と救済という2つの意味でめっちゃ気持ちいい。

そしてここから最終話はOP流れて全員集合して……もうありきたりといえばありきたりだけど、こういうの待ってた的な締め方をする。今までが艦船たちの対立構造ばかりでフラストレーションたまってたのもあり、完全にこういうの待ってた

 

ちょっと反れるけど最終話のオイゲンの艤装めちゃくちゃ良かったですね。団子食ってる時から「マジで?」って感じだったけど、最終話では敵までモグモグしだして、セイレーンの技術を受け入れた怪物感がひじょ~~にかっこよい。

 

で、触れてこなかったけどこれらすべてに関係する大串がエンタープライズ

彼女の背景や悩み苦しみが正直一番分かりにくい……ていうか分かってないんだけども、「戦いはいつの世も変わることは無い」という何度も繰り返された台詞に「だから私たちが変わるんだ」という答えを出せた、というところがこの話のテーマなんだろうなとは思うし、最終話での赤城とのやり取りを見ると実際エンタープライズは変われたな、と思う。

ごめんここは深く色々あるんだろうけど分かり切ってない。

 

まあなんというか……細かいことは理解できなくても「問題発生したよ!」→「解決したぜヤッフゥ!」っていうのがかなり伝わりやすい演出になってたから、私でも楽しめたんだな、ということ。

 

まあ確かに途中作画がトロットロだったこともあるけど!

でも5話の「お゛っ゛か゛な゛い゛に゛ゃ゛~」は100回聞ける。聞け。